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- 2025.04.28
乳歯が生えるタイミングと虫歯になりやすい時期
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みなさん、こんにちは。蒲田にあるクリーン歯科です。
赤ちゃんの歯が生え始めると、親としてはとても嬉しい瞬間です。しかし、乳歯が生え始める時期には、虫歯になりやすいタイミングも存在します。今回は、乳歯が生えるタイミングや、虫歯になりやすい時期について、親として知っておくべき大切な情報をお伝えします。
1. 乳歯が生えるタイミング
乳歯は、赤ちゃんが生まれてから約6ヶ月を目安に生え始めます。ただし、すべての赤ちゃんが同じ時期に生えるわけではなく、個人差があることを理解しておきましょう。
乳歯は通常、以下の順番で生えてきます:
- 下の前歯(下顎の中央歯) – 6〜10ヶ月ごろ
- 上の前歯(上顎の中央歯) – 8〜12ヶ月ごろ
- 上の前歯(上顎の横歯) – 9〜13ヶ月ごろ
- 下の前歯(下顎の横歯) – 10〜16ヶ月ごろ
- 上の第一乳臼歯(奥歯) – 13〜19ヶ月ごろ
- 下の第一乳臼歯(奥歯) – 14〜18ヶ月ごろ
- 上の犬歯(犬歯) – 16〜22ヶ月ごろ
- 下の犬歯(犬歯) – 17〜23ヶ月ごろ
- 下の第二乳臼歯(奥歯) – 23〜31ヶ月ごろ
- 上の第二乳臼歯(奥歯) – 25〜33ヶ月ごろ
通常、2〜3歳で乳歯が20本すべて生え揃います。個人差があるため、少し早く生える子もいれば遅くなる子もいますが、どちらも特に心配する必要はありません。
2. 乳歯が生えた時期は虫歯になりやすい?
乳歯が生えてくるタイミングは、実は虫歯になりやすい時期でもあります。特に、乳歯が生えたばかりの時期は、歯の表面がまだ完全に硬化していないため、虫歯菌に感染しやすいです。
乳歯が生えた直後の注意点:
- 歯の表面がまだ弱い
生えたばかりの乳歯は、エナメル質が完全に硬化していないため、虫歯菌がつきやすいです。甘いものやジュースなどが歯に残りやすいので、歯磨きが重要になります。 - 歯磨き習慣を始める時期
乳歯が生え始めたら、歯磨きを始めましょう。最初はガーゼや小さな歯ブラシを使って、優しく磨くことから始めます。食後や寝る前の歯磨きを習慣化させることが、虫歯予防に繋がります。 - 食事と間食の影響
食事後に歯を磨かないと、虫歯菌が繁殖しやすくなります。特に寝る前の食事やおやつは注意が必要です。寝ている間に唾液の分泌が少なくなるため、虫歯菌が活発になりやすいのです。
3. 虫歯になりやすい時期とは?
乳歯が生えてから、特に虫歯になりやすい時期は以下の通りです:
1) 前歯が生えてくる時期(生後6〜12ヶ月)
- この時期、乳歯はまだ柔らかく、食べかすが歯に残りやすいため、虫歯になりやすいです。
- おっぱいやミルクを与えた後に口を拭いてあげることが重要です。夜寝かせる前には必ず口の中を清潔に保ちましょう。
2) 奥歯(臼歯)が生えてくる時期(生後13〜24ヶ月)
- 奥歯が生え始める頃は、歯の隙間に食べ物が詰まりやすく、細菌が繁殖しやすいです。ここも食後にしっかりと歯磨きをしてあげることが大切です。
3) 歯が生え揃った後(2歳〜3歳)
- 乳歯が生え揃う頃、特に間食やジュースの摂取が多くなる時期は、虫歯のリスクが高くなります。この時期の歯磨き習慣が、その後の永久歯にも大きな影響を与えるため、虫歯予防の重要な時期と言えます。
4. 親ができる虫歯予防のポイント
- 早い段階から歯磨きを習慣化する
乳歯が生えてきたら、ガーゼや赤ちゃん用の歯ブラシで歯磨きを始めましょう。最初は親が仕上げ磨きを行い、徐々にお子さんが自分で磨けるようサポートします。 - 食後の歯磨きと間食の管理
食後や寝る前に必ず歯を磨く習慣をつけましょう。また、ジュースや甘いおやつの摂取を控え、歯に優しい食べ物を選ぶようにしましょう。 - フッ素の活用
フッ素入りの歯磨き粉を使うことで、歯のエナメル質が強化され、虫歯予防につながります。定期的に歯科でフッ素塗布を受けることも効果的です。 - 定期的な歯科受診
乳歯が生えてきたら、1歳半ごろには歯科医院で初めてのチェックを受けましょう。定期的な歯科医院での検診は、虫歯の早期発見と予防に繋がります。
乳歯が生えるタイミングや虫歯になりやすい時期を知っておくことで、親としてできる予防策がより明確になります。乳歯の虫歯は早期に予防することが非常に大切です。食後の歯磨き習慣や、フッ素の活用、定期的な歯科受診を通じて、お子さんの歯を守りましょう。お子さんの健康な歯を育てるために、早めの予防がカギです!
医療法人社団 和晃会 クリーン歯科