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- 2023.03.22
“国民皆歯科健診”
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こんにちは、クリーン歯科です。
2022年の6月に勤務に書いてもらったのに、載せるのを忘れていました。。。
すみません!
今更ですが、見て頂けたら嬉しいです。
昨今新聞やニュースで報道されております“国民皆歯科健診”について説明させていただきます。
今回の報道によりますと「6月上旬にまとめる経済財政運営の指針“骨太の方針”に、全国民に毎年の歯科健診を義務付ける“国民皆歯科健診”を令和7年の導入に向け、検討を始める方針を明記する」というものになります。
現在、日本での歯科健診は1歳半と3歳の乳幼児、就学時や小中高生の学校健診、歯に有害なガスを業務で扱う人などに限られています。ここに該当しない方々は受診を本人の意思に委ねているのが現状です。
問題視されているのはこの健診義務に該当しない方々の歯科健診の受診率になります。
歯科を受診される患者様の多くが口腔内や顎の痛み、噛み合わせの不調、矯正治療などの審美的改善が受診理由の多くを占め、歯科健診の為に歯科を受診するケースはあまり多くないのが現状です。
こうした中で提案されたこの政策は、単にむし歯や歯周病などの予防をしていくというものだけではなく、最大の目的は歯科疾患の予防が全身疾患への予防に繋がり、結果として医療費を抑制するというものなのです。
歯周病などの歯科疾患と誤嚥性肺炎を代表とした様々な全身疾患の関係についてはすでに学会等でも発表されており、2つの関係性が明らかになっております。
今回のこの政策が実際にどのような形で検診を行っていくかはまだ発表されておりませんが、痛みなどの辛い症状が出てからの治療ではなく、定期的な検診を受診して予防を行っていきながら口腔内の健康を維持することが全身的な健康にも繋がります。是非一度、歯科健診の受診ご検討下さい。クリーン歯科 一同