
矯正治療
矯正治療
矯正歯科とは、歯並びや噛み合わせを改善するための治療です。悪い歯並びを単にきれいにするだけでなく、発音や咀嚼機能の改善、全身の健康に影響を与える噛み合わせの調整も行います。また、歯のガタつきをなくして歯の清掃性を向上させ、歯の寿命を延ばす予防的な効果もあります。こうした効果を通じて、健康的で美しい歯並びを実現することが目的です。
院長が伝えたい矯正治療の大切さ
こんにちは。院長の大山です。
実は私自身、20歳のときに成人矯正を経験しました。
すでに顎の成長は終わっていたため、大学病院で約4年間かけて矯正治療を受け、抜歯も行いました。結果として、歯並びやかみ合わせは大きく改善し、治療にはとても満足しています。
しかし、今振り返って思うのは──
**「もっと早く矯正していればよかった」**ということです。
特に感じているのは、「むし歯や歯周病のリスクを減らせたかもしれない」という点です。
歯並びが悪いと、みがき残しが多くなったり、噛み合わせにより歯に負担がかかったりして、むし歯や歯の破折、歯周病のリスクが高まります。子どものうちにかみ合わせを整えていれば、もっと健康な口腔環境をつくれたはずです。
さらに、小児矯正では顎の成長を利用して歯が並ぶスペースを確保できるため、抜歯せずに治療ができる可能性が高まります。
私は抜歯矯正を経験しましたが、自分の体験を踏まえても「早期の矯正は大きな価値がある」と心から感じています。
海外では矯正治療は一般的で、歯並びは「大人としての身だしなみ」と考えられています。日本でもようやくその意識が広まりつつありますが、見た目の美しさだけでなく、かみ合わせによる健康被害の予防という点でも、矯正治療の意義は大きいのです。
矯正は、年齢に関係なく始められる治療です。私自身が20歳からスタートしたように、大人になってからでも遅くはありません。
でも、もし「今からでも間に合うのか?」と迷っている方がいれば、私の体験を参考にして、一歩踏み出すきっかけになれば嬉しいです。
出っ歯
前歯が出ていて気になる。
叢生
歯がデコボコに並んでいて、見た目や清掃性が気になる。
受け口(反対咬合・下顎前突)
噛み合わせが通常とは逆で、下顎が前に出ている状態。しゃくれた印象。
すきっ歯
歯と歯の間に隙間があり、見た目が気になる。
開咬
奥歯で噛んでも前歯の間に隙間ができ、食べ物がうまく噛めない。
このような症状が気になる方は、矯正歯科の治療を検討してみるとよいでしょう。
出っ歯
出っ歯の原因
出っ歯の原因には、主に「歯性上顎前突」と「骨格性上顎前突」の2つがあります。
歯性上顎前突は、上下顎の骨格には大きな問題がないものの、上顎前歯が前方に突出している状態です。このタイプの出っ歯は、指しゃぶりや不正咬合などの悪習癖が原因となることが多く、後天的に発生することが一般的です。
一方、骨格性上顎前突は、上顎骨そのものが前方に位置している先天的な原因によるものです。このタイプは、骨格に問題があるため、矯正治療だけでは改善が難しく、場合によっては外科的な治療が必要となります。
出っ歯に適した治療法としては、歯性上顎前突の場合、矯正装置を使うことで改善が可能です。抜歯は必須ではありませんが、軽度の場合は歯列を後方に移動させることで十分改善されます。しかし、出っ歯が著しい場合には、抜歯が必要となることもあります。精密な診査と診断を行い、最適な治療法を決定します。
出っ歯でお悩みの方は、まず専門の矯正歯科で相談し、正しい治療計画を立ててもらうことが大切です。
叢生(歯のでこぼこ)
叢生の原因
叢生、または乱杭歯・八重歯の原因は、顎の大きさと歯の大きさの不調和によるものです。顎が小さい場合に、歯が大きすぎて正しく並ぶスペースが足りなくなり、その結果、歯並びがでこぼこになってしまいます。
叢生に適した治療法
歯列を拡大したり、奥歯を後方に下げてスペースを作り、凸凹を整えます。しかし、重度の叢生の場合は、抜歯が必要となることもあります。
受け口(しゃくれ)
受け口の原因
受け口とは、噛み合わせが逆向きになり、下の歯が上の歯よりも前に出ている状態を指します。
受け口・しゃくれの原因には次のようなものがあります
受け口に適した治療法
成人では、ワイヤーを使って上顎歯列を前に出し、下顎歯列を後ろに下げる治療を行います。重度の場合や骨格的なアンバランスがある場合は、抜歯が必要なこともあります。矯正治療だけでは改善が難しい場合や、骨格的なアンバランスを修正したい場合には、外科矯正治療(顎の外科手術を併用した治療)が必要となることもあります。
これらの治療法を通じて、歯並びや噛み合わせを改善し、見た目だけでなく、機能的にも優れた口腔環境を実現できます。
すきっ歯
すきっ歯の原因
すきっ歯の原因は主に顎と歯の大きさのバランスにあります。顎が大きいにも関わらず歯が小さい場合、歯と歯の間に隙間が生じてしまいます。また、むし歯や歯周病などで歯を失ったり、歯が長期間にわたり抜けた状態が続くと、隙間ができます。
すきっ歯に適した治療法
成人の場合、ワイヤーを使用して歯と歯の隙間を埋める治療が可能です。歯を移動させることで隙間を解消し、より整った歯並びにしていきます。
開咬
開咬の原因
開咬(かいこう)とは、奥歯は噛み合っているにも関わらず、前歯が噛み合っていない状態です。この状態の原因としては、遺伝的な要素や幼少期における習慣が関係しています。特に、指しゃぶりや舌で前歯の隙間を触ったり、押し続ける癖が開咬を引き起こすことが多いです。
開咬に適した治療法
成人の場合でも、矯正治療によって対応可能な場合があります。この場合、顎間ゴムを使用し、ワイヤー治療を行っていきます。小児と同様に、舌突出癖を治すための訓練も併せて行います。さらに、開咬が重度である場合や骨格的な問題が関わっている場合には、外科手術を併用することがあります。
金属ブラケット
金属ブラケットは、歯の表面に金属製のブラケットを接着する、最も一般的な矯正装置で、唇側矯正や頬側矯正に使用されます。
メリット
デメリット
審美(セラミック)ブラケット
審美ブラケットは、金属ブラケットの審美的な欠点を補うために作られた装置です。
メリット
デメリット
プラスチックブラケット
プラスチックブラケットは、金属ブラケットの審美的な欠点を補うために作られた装置です。
メリット
デメリット
リンガルブラケット(舌側矯正)
リンガルブラケットは、歯の裏側に取り付ける矯正装置で、外からは全く見えません。
メリット
デメリット
東京都大田区蒲田でインビザラインをお探しの方へ
インビザラインなどのマウスピース矯正とは、透明なマウスピース型の矯正装置を使って、歯並びをきれいに整える矯正治療です。
ワイヤーやブラケットを使わず、目立たず快適に治療を進められるため、大人の方を中心に人気のある矯正方法です。
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