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- 2016.08.17
熱中症
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おはようございます。
クリーン歯科の大山です。
8月下旬に差し掛かりますが未だに猛暑が続いております、皆様いかがお過ごしでしょうか?
今日のブログのタイトルは、「熱中症」についてです。
真夏になり、やはり怖いのが熱中症ですね。
熱中症の原因は「水分」と「塩分」の不足です。
汗をかくと体内の水分と一緒に塩分も失われ、次第に脱水症状になり、熱中症になり、体温調節ができなくなり高熱状態になってしまいます。
汗と一緒にカルシウムやマグネシウムなども排出されます。
熱中症予防にはこまめな水分補強が必要不可欠です。ただの水よりも重宝されている飲み物といえば、ナトリウム(塩分)やカリウム、マグネシウムや栄養分を含む「スポーツドリンク」です。
さらにスポーツドリンクを補給すると素早く体に吸収されるというメリットもあります。
夏場の運動時の水分補給や熱中症予防などのために、スポーツドリンクを愛飲する人が増えていますが、
歯科医療の面からみると、スポーツドリンクは虫歯になりやすい。ということを皆様はご存知でしょうか?
あまり知られていないのですが、スポーツドリンクのpHは約3と意外に低く、レモン(pH2)、炭酸飲料(pH2,5)などと同じレベルです。
歯のエナメル質中のカルシウムが溶け出すpHが5.4です。これを下回るとカルシウムが溶け出して、虫歯にもなりやすくなります。
通常は唾液によってこのpHが中性に戻るのですが、これには約30分~1時間は必要です。
つまり間断なくスポーツドリンクを飲まれますと、虫歯になりやすくなってしまいます。
このpHの低い酸性の食品は、虫歯になりやすいだけでなく、歯の表面を荒らしてしまうため、着色もしやすくなります。
特にホワイトニング直後にはこのような酸性の食品は控えていただいています。
酸性の食品は疲労回復など体には良い面もありますが、歯の健康のためには気をつけて摂取してください。
スポーツドリンクにも「糖質」が意外とたくさん含まれています。
ポカリスエットには約33g、アクエリアスには約21g、(板チョコで一枚分、スティックシュガー11本分に相当する糖質が)含まれています。
みなさんお分かりだと思いますが、虫歯になりやすくなります。
子供の場合、唾液の分泌が少ない就寝中が虫歯になりやすく、寝る前にスポーツドリンクを飲む習慣や、長時間にわたるダラダラ飲みが虫歯の大量発生に繋がってしまいますので、注意が必要です。
最後になりますが、
スポーツドリンクは熱中症予防では最適な飲み物です。
私はサッカーを未だにやっておりますので、もちろんスポーツドリンクを飲みます。
しかし、飲んだら忘れずにしっかり歯磨きしてください。
普段の水分補給は、ただの水でも十分です。
歯と全身の健康のために、スポーツドリンクは飲み過ぎないことが大切です。そして、時と場合をよく考えて、上手に活用していきたいですね。