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- 2016.10.05
CTのお話しの続きです。
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我がクリーン歯科はフランスのトロフィー社が開発した「トロフィーパン・スマートオシリス3Dを導入し設備強化しました。
歯科でのCT普及率は約5%と言われておりますが、治療する側にとっても患者さんにとっても良いことばかりなんです。
診断や治療の精度を飛躍的に上げてくれますので、結果的には患者さんの安全と健康に繋がるということになります。
見えるということは皆にとって本当に安心です。
そんな経験をしたものですから“自院にCTを”そして“地域に安心を”という思いが強くなって導入することにしました。
色々とメリットがあります。
①埋まった親知らずと神経・血管の位置確認
親知らずが横や斜めを向いていたり、歯茎の中に埋まっている場合、大きな神経・血管がある部分と接していたり、根が曲がっている時があります。その様な時に、十分な診査を行わずに抜歯をすると、神経マヒなどが起こったり、予想以上に大変な抜歯になったりします。
CT撮影により、安全にかつスピーディーに抜歯を行うことができます。
②根の治療
根の神経の治療は、直接目で見ることは出来ません。
CT撮影により、今まで見る事が出来なかった神経の本数や形態、根の先の病状などが詳しく見る事が出来、クオリティーが格段に上がります。
③歯周病治療(骨の詳しい状態や歯根の形態の把握)
CT撮影により、骨の溶けている範囲や形態の程度がリアルに把握できることで、より適切な治療が可能となります。
④インプラントの術前検査。
インプラントを埋入する位置の確認と術前の評価
CT撮影により、3次元の立体画像が得られるので、歯や骨の詳細な立体構造や神経の位置などを把握することが出来、より適切な診断、治療が出来るようになります。
⑤ 顎関節症や破折などなどの診断にも有効です。
CTの導入により、いままで難しかった症状もより迅速に診断・治療が可能となりました。
患者様にとってより良い治療の一助になればと思っております。