2025年7月24日

こんにちは!
クリーン歯科では毎日のように使用している、ラバーダム防湿法についてご紹介させていただきます✨
まずラバーダム防湿とは、治療中にのみ歯にシートをかけて、唾液や出血などを排除する方法です。神経の治療からセラミック治療、コンポジットレジン(詰め物)まで色々と使用しています!
現状、日本の歯科医院での使用率は約5.4%です。
なぜ、日本で普及していかないのか・・・
❌ ラバーダム防湿の欠点
①装着に時間がかかる
習熟していないと装着に手間取ることがある。
②一部の症例では使いにくい
・歯の位置や状態によって装着が困難
・部分的に崩壊している歯
・強い開口障害がある患者
③患者の不快感
一部の患者さんには圧迫感や口呼吸のしづらさが不快に感じられる。
④コストと準備
器具(クランプ、パンチ、フレームなど)が必要で、初期投資や準備がやや煩雑。
などが挙げられます。
しかし、それを上回るメリットが存在します!!!
✅ ラバーダム防湿の利点
①治療部位の乾燥保持
唾液や湿気を防ぎ、接着や薬剤の効果を最大限に引き出す。
②感染予防
口腔内の細菌が治療部位に侵入するのを防ぎ、無菌的環境を維持できる(特に根管治療で重要)。
③患者の安全
器具や薬剤が誤って飲み込まれるのを防ぐ(とくに次亜塩素酸などの薬剤使用時)。
④治療の効率化
術者の集中力が高まり、治療がスムーズに進行。
⑤視野の確保
唇や舌、頬を避けて視野が広がることで、より正確な操作が可能になる。
⑥アレルゲンの遮断
歯科用材料の成分が粘膜や舌に接触するのを防ぎ、アレルギーや刺激のリスクを減らす。
セラミック治療や根管治療などではラバーダムを行うことで成功率は格段に向上します!!!
患者さん個人の全身状態(鼻詰まりなど)やラバーダムの特性なども理解してもらい、適切し使用することで最適な治療をご提供したいと考えています。

この写真はスタッフさんの治療を行った際のものです。しっかり乾燥ができ、唾液など細菌も防げ、今は良好な予後を辿っています🦷
このようにしっかりラバーダムを日々行い、患者さん個人の全身状態(鼻詰まりなど)やラバーダムの特性なども理解してもらい、適切し使用することで最適な治療をご提供したいと考えています。
治療を行う際はカウンセリングでご説明をさせていただいておりますが、気になる点がある場合は、お気軽にご相談ください✨
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クリーン歯科